ひとつの資産にお金をまとめて投資した場合、値上がり益を期待できる半面、大きく値下がりするリスクを抱えることにもなります。リスクを抑えるには、「分散」することが何よりも大切なこと。世界中の資産に投資を行う「フィデリティ・世界分散・ファンド」を運用するフィデリティ投信に、分散投資の効果についてお伺いしました。(2006年4月号 掲載)
【写真】「この投資信託は隔月の配当と元本の成長の両方をめざす、とても欲張りな商品です」と話すフィデリティ投信マーケティング部の青木康さん。
REITにも投資することで
分散効果を高める
資産運用にあたって、私たちはリターンばかりに気を取られがちですが、投資で成功するにはリスクをコントロールすることの方が重要だと考えられています。では、そのリスクを抑えるにはどうしたらいいのでしょうか?
フィデリティ投信マーケティング部の青木康さんは「複数の資産に幅広く分散させることが大事です」と強調します。いくつかの資産に分散した場合、仮にある資産の値が大きく下がっても、他の資産が値上がりしていれば損失をカバーすることができるからです。この手法は「分散投資」と呼ばれており、資産運用の基本中の基本です。
フィデリティ投信の「フィデリティ・世界分散・ファンド(愛称:3つのチカラ)」は、その名が示す通り世界中の資産に分散投資を行う投資信託。世界の債券と株式、REIT(不動産投資信託)を投資対象とします。「分配を出すチカラ」と「元本成長のチカラ」をもっている債券、株式、REITを「分散のチカラ」によって活かすしくみをもっています。
「『国際分散投資』では、世界中の株式・債券を組み入れる場合が多いですが、この投資信託はREITにも投資することで、リスクを抑えつつ株式・債券だけの分散投資以上のリターンをねらうのが特徴です」と青木さんは説明します。
隔月の分配金を受け取りながら
安定的な運用をねらう
図1は世界債券、世界株式、世界REITの値動きの推移を表しています。90年代前半は債券の値動きが好調でしたが、90年代後半は株式が高いパフォーマンスを示しました。その後は、REITの値が大きく上昇しています。これは、運用環境や経済状況に応じて「主役」となる資産が交代していくことを意味します。
「次にどの資産が主役になるかについては、誰にもわかりません」と青木さんは指摘します。「だからこそ、世界の債券と株式、REITに投資するこの投資信託なら、どの資産が主役となっても安定的なリターンを期待できるのです」。
元本の安定性に配慮した「債券重視型」と元本の成長性をねらう「株式重視型」の2つの選択肢を用意しているので、投資家のリスク許容度に柔軟に対応できるのも特徴のひとつ(図2)。さらに隔月の安定分配をめざすので、投資の成果を定期的に味わうことができます。
「世界中の資産を組み込むこの投資信託は、コース料理でいえばメインディッシュのようなもの。ぜひ資産運用のコアに位置づけてください。サイドディッシュやデザートとして、日本株ファンドや新興市場に投資を行う投資信託などをお好みで追加購入すれば、オリジナルのポートフォリオができあがります」。「フィデリティ・世界分散・ファンド」で、隔月の分配金を受け取りながら国際分散投資にチャレンジしてみてはいかがですか。
世界株式(MSCIワールド)、世界債券(シティグループ世界国債)、世界REIT(S&Pシティグループ・グローバルREIT)による、1990年1月〜2005年12月における累積収益率の推移。1989年12月末を100として指数化