投資対象別に運用会社を選ぶ
「マルチ・マネージャー運用」
陸上の十種競技のチャンピオンと、100メートル走のチャンピオンが100メートル走を競えば、どちらが勝つでしょうか?――。「ラッセルの投資信託は、1人の選手に100メートル走や走り幅跳びといった各種目で平均的に活躍してもらうのではなく、それぞれの種目の一流選手を起用することで、高いパフォーマンスを目指します」。
ラッセル・インベストメント証券投信投資顧問の谷勝之さんは、同社の投資信託「ライフポイント」の特徴を、陸上競技にたとえて説明します。
一般的に株式と債券の両方に投資するバランスファンドの場合、個別の株式や債券の調査から銘柄の選択、ポートフォリオの構築まで、通常はひとつの運用会社が一貫して行います。
しかし、日本株投資が得意な運用会社のバランスファンドであれば、日本株運用において高いリターンを上げることができたとしても、他のアセットクラスの例えば債券の運用においては、債券の運用に強みを持つ会社にそのパフォーマンスが劣ることも少なくありません。やはりそれぞれのスペシャリストにはかないません。
「ライフポイント」が従来のバランスファンドと異なるのは、それぞれのアセットクラスごとに、優れた運用会社を厳選し、実際の運用は各社に委託するという点です。この「マルチ・マネージャー運用」により、高いパフォーマンスを安定的に目指すのがラッセルのスタイルです。
年金コンサルティングで培った
運用会社評価のノウハウ
1936年に米国ワシントン州タコマで創業したラッセルは、世界16拠点をベースに、世界44カ国で総合的な資産運用サービスを展開しています。
もともと、大手年金基金に優秀な運用会社を推薦するところから同社のビジネスは始まりました。05年9月末現在で約270兆円の資産に対してアドバイスを提供しており、年金コンサルティング対象資産総額ランキングでは世界第1位です。
日本には1986年に進出。年金コンサルタントとして、大企業の年金基金に対する助言や投資信託の運用を行っています。
一方で、小規模な年金基金では優秀な運用会社に複数、運用資金を分散させることが困難です。こうした投資家に対して、ラッセルが自ら複数の運用会社を選び、それらをパッケージにした投資信託をつくって提供しました。これが「マルチ・マネージャー運用」の始まりです。「ラッセルの資産運用の根底には、30年以上にわたる年金コンサルティングで培ったノウハウがあります」と谷さんは言います。
運用会社との面談は年間6,800回
ベストな運用会社を厳選
ラッセルでは、全世界で約4,000もの運用会社を調査しています(図A)。各社を4段階で評価し、そのうち最高ランクの「4」に該当するのは、全体のわずか8%ほどです。
運用会社を評価する際に、同社が他の評価機関と違うのは、定量的評価より定性的評価を重視することです。「過去のパフォーマンスは将来の保証になりません。将来、いかに高い運用成果を上げられるかが何よりも重要。その観点から運用会社を評価します」(谷さん)。
同社では世界24カ国で101名の調査スタッフが、年間約6,800回におよぶ運用会社との面談を通して、過去の運用実績や資産残高だけでは読み取れない、運用担当者の運用能力や組織の安定性など定性的な側面を評価します。
いくら優秀な運用会社を選んでも、運用スタイルが偏った投資信託では意味がありません。また、いかなる投資信託であれ、常に高いパフォーマンスを維持することは困難です。だからこそ、図Bのように、運用スタイルの異なる運用会社を組み合わせることで収益の機会を幅広くとらえつつ、リスクを分散し、バランスの取れたポートフォリオを構築します。
もちろん、運用成果が思わしくなかったり、運用体制が不安定だったりと、評価が低下した場合は、運用会社をその都度入れ替えます。
図Cは、現在ラッセルが採用している運用会社の一覧です。「日本からはアクセスできないような、有名ではないけれど優れた運用会社を利用できるのも『ライフポイント』の特徴です」。
「ライフポイント」には、債券の割合が高い「安定型」、債券と株式がほぼ同じ配分の「安定・成長型」、株式の割合が高い「成長型」の3種類のファンドがあり、それぞれ1万円単位で購入可能。投資のプランや資金に合わせてお選びいただけます。
世界のトッププレイヤーを集めた投資信託の「ドリームチーム」で、国際分散投資を始めてみてはいかがでしょうか。
このファンドのためだけに運用してくれる--。
そこが何より魅力的!
投資信託には、もともと分散効果があるとはいえ、安定的に資産を増やすのであれば、投資対象の異なる複数の商品に分散させるべきです。そういった意味では、「ライフポイント」のように最初から株式や債券に分散投資されているバランス型の投資信託は、投資経験を問わず検討に値する商品といえるでしょう。
もちろん、自分でポートフォリオが組めるのであれば、こうした“お任せ”投資信託は必要ないかもしれません。しかし、成績のいい投資信託はなかなか売却できませんし、成績が振るわないものもやっぱり売れません。そうこうしているうちに、当初の思惑とはかけ離れたバランスの悪いポートフォリオになっているというケースも少なくありません。
バランス型の投資信託であれば、最初から各アセットクラスへの配分が決まっており、運用状況にあわせて自動的に調整されるので、ポートフォリオが安定しています。
「ライフポイント」は、複数の運用会社に分散投資するということで、ファンド・オブ・ファンズ(FOF)と混同されがちですが、全く異なります。
FOFは、単に既存の投資信託に複数投資するものです。一方、「ライフポイント」の場合、投資信託に投資するのではなく、複数の運用会社に投資資金を委託します。
委託された運用会社は、その投資資金に関しては、ラッセルのためだけに、得意とする分野で運用するということです。これは「マルチマネージャー運用」を採用している、当投資信託ならではの仕組みです。
採用している運用会社を見ると、「ライフポイント」でしか投資できない、優れた運用会社が名を連ねている点も評価できます。
他社には真似のできない魅力的な商品にもかかわらず、1万円からツミタテ投資が可能です。初心者や若年層でも始めやすいのではないでしょうか。
また、ある程度安定的な運用が期待できるので、まとまったお金で投資してもいいかもしれません。
「ライフポイント」を中心に据え、その時々の相場環境に合わせて、たとえばBRICsファンドや日本株ファンドなどを組み合わせで購入してみる、というのが面白いですね。