藤沢 定年退職後に田舎や海外で暮らしたいと考えている人が最近、増えているようです。その理由のひとつとして生活費が安いということが挙げられると思いますが、実際のところどうなのでしょうか。
伊藤 海外の場合はもちろん、国によってまちまちですが、ハワイでは年間500万円は欲しいところ。中国の田舎であれば1,000万円もあれば20年は生活できるでしょう。ただ海外は言葉の壁がありますから、年をとってからいきなり海外で生活するというのは相当な覚悟が必要です。
玉村 私は都会から田舎に移り住みましたが、やはり田舎での生活費が安いことは間違いありません。ただ、“スローライフ”という言葉の流行とともに急に田舎での生活が注目を浴びているようですが、落ち葉拾いや雪かき、家の修理や畑の世話など実際のスローライフは忙しく手間がかかるものです。
藤井 銀行や証券会社の定番的なセリフですが、都会でゆとりある生活を送るためには毎月35〜40万円必要といわれます。退職後の生活期間を20年以上と仮定すると、億単位のお金がかかります。だから今から投資するのが必要と宣伝するのですね。生活費の安い田舎や海外へ移り住みたいと考える人が増えるのは当然です。ただ、お金のことばかり心配する人生は本末転倒です。より大切なのは家族や健康などですよね。
藤沢 なるほど。まず、重要なのは家族と健康。そしてお金という順番でしょうか。有意義なセカンドライフを送るために心がけるべきことはありますか。
伊藤 周囲の人たちと誘い誘われる関係を築くこと。私は全日本鍋物研究会の広報部長としての活動のほか、マージャンやゴルフなど積極的に人と触れ合う機会をつくっています。そうすると“自分は必要とされている”ということを実感できます。
玉村 自分の特技や知識を地域に還元することではないでしょうか。地域に溶け込むきっかけにもなりますし、生き甲斐にもつながる。それが老後の収入源になればなおいいですね。若い頃に好きだったことやこれまで我慢してきたことに挑戦するのもお勧めです。気まぐれではじめた私の田舎暮らしですが、60歳を目前にして、ワイナリー作りのために1億6千万円もの借金をして・・・安全運転というよりは居眠り運転のような人生ですね(笑)。
藤沢 では有意義なセカンドライフを送るための資金準備に関しては、どうすればいいでしょうか。
藤井 儲けようというよりは、守ることを優先すべきです。これまではデフレでしたから、預貯金だけでも事足りました。インフレへの備えも必要となった現在、財産を守る場合でも自分で運用することが求められます。預貯金は生活費の3年分もあれば十分。思っている以上にセカンドライフは長いものですから、あせらず、ゆっくり財産を育てるという姿勢が大切です。
・ 本コンテンツは、財産づくりに関する情報提供および啓蒙を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
・ 本コンテンツに含まれる情報は、対談日時点の情報に基づいております。また、情報の正確性には万全を期しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。また、コンテンツ中のグラフ等は過去の一定期間の実績に基づいて作成したもので、将来の投資成果や将来の市況環境の変動等を保証するものではありません。
・ 本コンテンツ中の意見にわたる部分は、あくまでゲスト等の個人的見解であり、弊社の見解ではありませんので、予めご了承ください。
・ 金融商品はリスクを含む商品であり、投資元本が保証されているものではなく、損失が生じるおそれがあります。
・ 金融商品に投資する際には、所定の手数料・費用をご負担いただく場合があります。これらは商品毎に異なりますので、目論見書等の内容を十分にご確認ください。