
銀行の前に置かれた定期預金の利率を示すボード。
さて、ここブリスベンでの不動産市場では、2001年にブームが到来し注目されましたが、一度は少し落ち着きを見せたものの、最近ではまた上昇指向となっています。
というのも、もともとオーストラリアでは、買った家をリフォームしてさらに高く売るのが一般的なため、中古だからといって必然的に物件価格が下がるということはないのです。また、「不動産は一生もの」と考える日本人とは違い、オーストラリア人は「シングル期」「子育て期」「シニア期」などと一生のうちで変化するライフスタイルに合わせて家を
頻繁に売買します。
1軒の家が建っていた800平方メートルほどの土地。これも分割して2区画として売り出し、どちらも2週間ほどで「売却済み」のステッカーが貼られました。それに加え、ブリスベンや日本人観光客にはおなじみのゴールドコースト、そしてブリスベンの北にあるサンシャインコーストを合わせた「グレート・サウス・イースト」と呼ばれるクィーンズランド州の東南部では、いまオーストラリアのなかで最も人口が増加している地域といわれています。この地域は亜熱帯に属してい
売れ筋の新築家屋。1階と2階を合わせた居住面積は350平方メートルほどで、4ベッドルームに広めのキッチン、リビングとバスルームがそれぞれ2つずつついています。写真・上記の白い物件は発売後わずか1週間で、左の物件は約1カ月後にいずれも69万豪ドル(約5,865万円)で売れました。るので、年間を通じて気候が温暖で、南半球の暦の上では真冬となる8月でも分厚いコートは必要ありません。その肩の力を抜いたライフスタイルに憧れて、海外からの移民はもちろん、シドニーやメルボルンなどからも、どんどん人が流れ込んできているのです。このため、ブリスベンは将来的にはメルボルンを抜き、オーストラリア第2の都市になるだろうといわれています。このように、中古を含めた住宅そのものの需要が非常に高いため、ある程度の価格が保たれているのでしょう。
最近の売れ筋は、ズバリ居住面積が300 平方メートル以上ある物件。リビングが来客用と家族用の2つあり、キッチンは オープンスタイルで広々としていて、そして3つのバスルームのほかにアウトドアリビングとなるベランダやパティオなどがついているなど、家のすみずみにまでゆとりが感じられる住宅が人気となっているようです。
メロンやマンゴー、パイナップル、パパイヤ、スターフルーツ…。ブリスベンのスーパーや八百屋の店先に並んでいるのは、これら南国のフルーツばかりではありません。フジリンゴやブドウ、みかん、梨、柿、栗、大根、白菜、青梗菜など、日本でもおなじみの果物や野菜も山積みで、その種類も非常に豊富です。
果物や野菜はほとんどが量り売りなので、新鮮でおいしそうなものを自分で1つひとつ選んで、欲しい量だけ買えるのが魅力です。一度、小さな唐辛子を1本買ったら、軽すぎて計りが0を示したままだったので、レジのお姉さんが笑って無料にしてくれるという、うれしいハプニングもありました。
ちなみに、オーストラリアの最小コインは5セントです。1セントコインは現在では使用されていません。ですから、現金で支払う場合、1セント・2セントなら切り捨てて「0セント」、3セント・4セントは切り上げて「5セント」、6セント・7セントの場合はまた切り捨てて「5セント」になり、8セント・9セントは「10セント」に切り上げられます。もし、もう少し大きな唐辛子を買って、それが2セントだった場合も、やっぱり無料にしてもらえるのでしょうか。いつか試してみたいような気もしますが、ちょっと勇気が要りますね。
※上記の記事は、とくに記述がない限り、2007年11月現在のデータをもとに作成したものです。( 為替レートは1オーストラリアドル=約100円で計算しました。)
1999年3月、配偶者が技術独立(永住)ビザを取得したのを機に、同年6月、3人の子どもとともにオーストラリア・ブリスベンへ移住。翻訳業と平行して、おもに英語関係の雑誌に寄稿している。海外事情にくわしいライターの仕事集団である「海外書き人クラブ(http://www.kaigaikakibito.com)」のウェブサイト管理人も務める。自身のウェブサイトはhttp://homepage3.nifty.com/cafeaustralia/。



