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海の向こうはこんな暮らし

ベトナム・ハノイ編 今日もノンをかぶった行商がやってくる

バイクが轟音を立てて繁華街を行き交う、ベトナムの首都・ハノイ。ピカピカのオフィスビルが立ち並ぶ一角があると思えば、昔ながらの商店街や屋台が連なる集落もあって、新旧がまぜこぜになっているのがこの街の特徴、そして特色であると言えます。

かつては、フランス領時代に建てられたオペラハウス(3階建て、900席)が市内で1、2を争う大きな建物でしたが、この10年あまりの間にようやく20階を超えるビルが建てられるようになりました。それでも、伝統的な編み上げ帽子・ノンをかぶった女性が天秤棒をかつぎ、毎朝、新鮮な野菜やくだもの、生活物資を行商する習慣は昔と変わらないハノイの風物詩、と言えるでしょう。


朝には、ノンをかぶった女性がいろいろなものを売り歩く

繁華街にはひっきりなしにバイクの群れが

フランス領時代に建てられたオペラハウス
ほんとにここが社会主義国?

フランス領時代に建てられたオペラハウス

ベトナムはいうまでもなく社会主義国のひとつです。いまでも、ごく少ないとはいえ、社会主義的なスローガンが書かれた看板を目にします。「社会主義」と聞くと、なんだか暗くて冷たいイメージを持つかもし


フランス領時代に建てられたオペラハウス

れません。しかし、中心街を歩けば、華やいだ雰囲気のカフェやレストランがそこかしこに見つかります。ハノイの中心にあり、数百歳の亀がいまでも生きているという伝説があるホアンキエム湖の岸に沿って歩けば、リゾート感覚でのんびりとお茶を楽しむ、たくさんのヨーロッパ人観光客の姿があります。

外国人のベトナム旅行も、この数年でずいぶん便利になりました。かつては現地のお金・ベトナムドンを手にするのに、わざわざ銀行へ出向いて両替したものですが、いまでは、地元銀行のATMで日本発行のカードを使って簡単にドンが引き出せるようになりました。


お金持ちになった気分?ケタが大きいベトナムドン

20,000ドンで130〜140円の価値!それでもベトナム麺は2杯 食べられる。

現在のベトナムドンのレートは100円で約12,000ドン程度です。計算上ではそんなものか、と思うだけなのですが、現地についていざ両替してみると、1万円換えただけで120万ドンとすごい数字に。そのケタの大きさに驚くことでしょう。いちばん額面が大きいお札は50万ドンですが、一般には10万ドン以下のお札が多く流通していることもあり、両替するたびにゼロがたくさんついたお札をどっさりもらうことになります。

買い物や食事のたびに、大きなケタのベトナムドンを使っていては、いつか計算を間違いそう。ひとケタ大きかったり小さかったりする金額のドンを出してしまうのでは、と慣れない旅行客はドキドキしてしまいます。

いちばん気をつけたいのは、タクシーやシクロ(三輪自転車タクシー)にお金を払うとき。お金を多めに渡してしまったり、おつりをごまかされたりしないともかぎりません。慌てないでお金をしっかり数える、大きなお金を渡さないようにしたいものです。

ケタが大きいとはいえ、物価はまだまだ安いハノイ。ユニークな工芸品や手の込んだベトナム料理には目が離せません。

※上記の記事は、とくに記述がない限り、2007年11月13日現在のデータをもとに作成したものです。


プロフィール
さかいもとみ
ライター兼編集者。1965年名古屋生まれ、2005年末に香港の永住権取得。中国との異文化間コミュニケーション研究をもとに、著書『中国人観光客おもてなしの鉄則(アスク)』を執筆。そのほか、中国への進出をはかる日本人企業家向けのビジネス手引書の編集をはじめ、中国、香港に関する旅行ガイドの編集、制作に携わる。

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